「さしこみ」って、なに? 腰を指圧すると収まるけど、それでいいの?
よく女性がなる症状に「さしこみ」ってのがある。
あれは、いったいなんなのだろう?
「つつつ、急にさしこみが来て…」っていう、あれ。
うちの妻も、たまに「さしこむ」みたいで、とても痛そうにするときがある。
背中のツボ(?)を押すと楽になるようなのだが、そもそも何が「さしこんで」いるのか不明なので、指圧が正しい処置なのかイマイチ釈然としない。
私は課題解決が大好物なので、原因もわからず、ただなんとなく押したら治った、みたいなのはモヤモヤする。
ハッキリとした原因がわかって、それに対処することで結果を出せるとスッキリする。
世の中にはハッキリしないことも多い
とは言え、世の中にはハッキリしないことが多いのも事実だ。
これが仕事だったら「問題の見える化ツリー」とか持ち出してとことん掘り下げるのだが、妻の「さしこみ」は、仕事の問題ではない。
「”さしこむ”のは結果であって原因ではない。原因はなんだ? 運動不足か? 運動不足に至った原因は?」
などと妻に詰め寄ったら、感謝されるどころか、ウザがられること確実だ。
そもそも、人間の体のことなのだから、開いて中を見る訳にはいかない。
ハッキリしないけど仕方がない。
そう、仕方がないことをグダグダ考えるのは生産的じゃない。
そこまでハッキリさせたかったら、医者に行くこと、あるいは医療を学ぶことだ。
江戸時代から「さしこみ」は、あった
たまたま読んでいた小説にも「さしこみ」がでてきた。
妻と同じ症状っぽかったので、わりと一般的なモノなのかなと。
江戸時代を舞台にした小説なので、江戸時代の女性も「さしこみ」に苦しめられていたらしい。
(時代考察の根拠は不明)
その小説でも、エイヤと背中を指圧して治していた。
100年以上前からの治療法なので、まあ信じていいのだと思うことにしよう。