チャットの社内普及の功罪。給湯室トークやタバコ部屋雑談は、悪くない
会社の幹部会議で、以前私が問題提起した資料シリーズ。
晒してみる。
チャット利用ルールの再確認の必要性(不適切利用者への警告)
チャットの社内普及の効果は高いが、一部良くない方向に行っているとの話を聞く。
仲の良いもの同志で、給湯室トークやタバコ部屋での雑談みたいな会話を、チャットでやっている人がいるようだ。
(いろいろな噂話が広まったりしている)
リアルな雑談なら自然に歯止めがかかるが、チャットだと拡散スピードも範囲も桁違いである。
数年前に同じ問題が起きて、その際にはチャットが禁止になった経緯がある。
しかし現時点でチャットが禁止になると仕事に支障が出てしまうので、禁止するような事態は避けたい。
そこで不適切利用者へ警告を行うことを目的として、チャット利用ルールの再確認を行うことを提案する。
(掲示板等で社員へ告知して注意を促すレベルで良い)
給湯室トークやタバコ部屋雑談は、悪くない
私は別に、会社でする雑談が悪いとは思っていない。
給湯室トークやタバコ部屋雑談、ぜんぜんオッケー(私はタバコは吸わないが)
みんな特別な目的や意味があって雑談している訳ではなく、「気晴らし」だろうから。
人間の集中力はわりと持続しないので、「気晴らし」は必要だ。
私が課題と感じたのは、単なる雑談に、目的や意味を持たせようとする人がいることだ。
会社の人事が、給湯室トークから広まってはいけない。
重要な製品戦略が、タバコ部屋での雑談で話されるなんて、ありえない。
お硬いヤツだと言われるかもしれないが、オフィシャルな話題はオフィシャルな場で議論されるべきで、アンオフィシャルな場で話されるべきではないと思う。
チャットも同じだ。
気晴らしに社員同士でダイレクトチャットで雑談するのは、まあセーフかと思う。
しかし会社の人事や戦略のうわさ話をチャットで拡散するのは、アウトだ。
もしそのような話をしたいのであれば、正々堂々とオフィシャルな場でやればよい。