単身赴任で身につけたスキル。家事の成果の見える化
私の単身赴任歴は、かれこれ10年近くになる。
一時的に自宅に戻れたり、長期出張扱いになったりしてきたが、家族と離れての生活は約10年になる。
社会人になって30年なので、そのうちの1/3が単身赴任という訳だ。
長く単身赴任をしていると、いろいろなスキルを身につけることができる。
私の場合は、いわゆる「家事」が、一通りできるようになった。
料理、洗濯、掃除。
決して上手くはないが、大抵のことはできる。
しかも、一部を除いて、やることに抵抗がない。
ものによっては、家事自体が好きだったりする。
料理は好きだ。
自宅で妻と並んで料理するのが、赴任先から戻ったときの楽しみの一つだ。
今は、単身赴任先であえて料理をしない「実験」をしているが、実は料理が好きだ。
週末、家族の朝食を私一人で作ることもあるが、みんなが喜んでくれるので、とてもやりがいがある。
洗濯も好きだ。
洗ってきれいになった服を、ぱっと広げて干す。
カゴに入っている洗濯物が、どんどん減っていって、最後には全部干し終わる。
このプロセスがとくに好きで、達成感がたまらない。
食事のあとの食器洗いも同じ感覚で、すごく好きだ。
いまの仕事をリタイアしたら、ひたすら洗濯したり食器洗いしたりする仕事に就こうかと、わりと真剣に考えている。
苦手なのが掃除。
なぜかわからないが、他の家事と比較して、明らかにやる気が起きない。
基本、イヤイヤやっている。
これはなぜだろう?
分析するに、掃除はそれをやった成果が見えにくいからだと思う。
現に、部屋の整理整頓は、好きだ。
ミニマリスト的なスッキリした部屋にするための行動は、楽しい。
やった成果が目に見えるからだ。
しかし、いわゆる普段のフツーの掃除は、どうも楽しくない。
料理は、できあがった料理が成果として見える。
洗濯も、きれいになった服が成果として見える。
であれば、掃除も、やった成果が見えるように工夫すればよいのだ。
掃除のノウハウ本を読んだり、掃除好きの方のブログを訪問するなりして、掃除を楽しむ工夫を身に着けたい。