銭湯のラストオーダーにある男女差
毎朝の散歩ルートに銭湯がある。
一度も入ったことはないが、たまには大きな風呂に入るのもいいな、と思う。
思うだけで、結局部屋のシャワーで済ましてしまうのだが。
この銭湯の閉店は23時のようだ。
ラストオーダー(入浴?)は、男湯は22時40分まで、女湯は22時30分までと書いてある。
これは男女差別なのか?
いや、銭湯の店主はそんなつもりはないと思う。
単純に男性より女性の方が、ゆっくり風呂に入るからだ。
もしかしたら、店主の優しさなのかもしれない。
一日の終り、疲れた女性にはゆっくり入浴してもらいたい。
本当は23時と言わず、何時まででも気の済むまでお湯に浸かって欲しい。
ただ、女将(店主の奥さん)が、自分も早く風呂に入りたいと文句を言うので、仕方なく女性だけ早めのラストオーダーにしている。
こんな店主の思いやりなのかもしれない。
男女で条件が異なる、といった表面上の違いだけを見るのではなく、それに至った目的や背景を冷静に考察できる大人になりたい。