同窓会の出欠案内って、今でも往復ハガキなんだ
同窓会の案内が来た。
私が卒業した小学校と中学校は隣同士で、9年間ほぼ同じメンバー。
なので同窓会も小中学校いっしょの開催だ。
数年おきに開催される同窓会。
自立した人生を送るために、仕事や家族以外のコミュニティへ積極的に参加することにしている。
とても楽しみなので、すぐに「出席」の返事を出した。
往復ハガキで。
このとき、ふと思った。
同窓会の出欠案内って、今でも往復ハガキなんだ、と。
私の感覚だと、飲み会のお誘いも出欠も、すべてチャットやSNSが既定だ。
たまにメールで誘われると、「返事を書くのが面倒だな」とか思ってしまう。
相手のわからない電話など、よほど気が向いたときにしか出ない。
IT業界に30年もいると、一般の感覚と、そうとうズレてしまっているのかもしれない。
チャットやSNSの方がレスポンスが早いし、料金もかからない。
返事をするついでに、ちょっとした雑談もできる。
同窓生は150人くらいなので、10人ほどの連絡先がわかれば、そこから芋づる式にチャットで繋がれそうな気がする。
とか思いながら、往復ハガキの空きスペースに、
「久しぶりに皆と会うのが楽しみです!」
とヘタクソな字を書くのに、何とも言えない温かみを感じてしまった。
私も歳をとったということなのだろうか。